”君たちはどう生きるか”
吉野源三郎著
宮崎駿監督作品 上映中。
私は中学一年生の終わりごろ、体調不良で一週間近く休まなければならなかった。
担任の神田先生が家庭訪問してくださり、一冊の本をくださった。
”君たちはどう生きるか”であった。
神田先生は数か月後国立大学外国語学部の教授になられて、中学校を去られた。
「長野君は哲学に興味がありそうなので、この本にしました。難しいけれど読んでみてください。この本が君の人生のスタートになれば僕はうれしいです。」
今でも神田先生のお言葉を覚えている。
まさにスタートになった。
映画上映に際し、先生を思い出した。
感謝の念に堪えない。
自分はそういう先生になれたのだろうか?